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MGF
1995- (EX-E,-F-)
1.8i -> VVC Owner
■ 初めてMGFに乗ってから4年半、2台の“F”を乗り継いできた「馬鹿」の独断と偏見に満ちたリポートをお伝えします。
 日本導入から僅か5年足らずでローバージャパンが撤退したために、もはや新車では手に入れることが不可能になった状況は、すでに皆さんご存じの事と思います。
 従ってこの車のリポートをすることは「死んだ子の歳を数える」ようなものですが、(笑)もしこれを読んで皆さんがこの車に興味を持って下されば、これに勝る喜びはありません。
■ 95年のジュネーブショーでデビューを果たした“F”は翌96年日本に上陸、以前から気になる存在ではありましたが、輸入車にありがちな初期トラブルを避けて半年待ったのは大正解でした。(Sさん、ゴメンナサイ)
 選んだ色は「アマランス」。二昔以上前なら「族」カラーと言われた紫色ですが、見る角度によっては群青色に見えたり羊羹色に見えたりと、なかなか味わい深い色ではあります。
 最初に手に入れたのはノーマルエンジンのほう。(120馬力)試乗の時と勝手が違い、納車時はなかなかしっくり来ないドラポジに随分と悩まされました。車高に比べて妙に座面の高いシート(おかげで視界は良好!)と、近すぎるブレーキペダルがその原因でした。
 しかもやや不足がちな低速トルクのせいで、慣れるまでは何回エンストしたことか。
(人に貸すと、必ず最初はエンストします)(笑)
 しかし一度走り出してしまえばあとは軽快そのもの。ミッドシップの重量配分のせいで、「異次元車線変更」などお手のものです。FR車と違いドリフト時はやや神経を使いますが、操縦性は初心者でも全く不安のないレベルに仕上がっています。
 難を言えば標準タイヤのグリップの頼り無さとフレーム構造のせいで、トラクションがかかりにくいと言えば言えるでしょう。
 事故防止の見地からも、是非タイヤはハイグリップのものに交換されることをお薦めします。あと細かい欠点と言えば雨の日はヘッドライトのレンズが曇ったり、たまに雨漏りがしたり、またサイドウインドウが外れたり(笑)、ヒーターコントロールが馬鹿になったりと結構ありましたがこれも外車の楽しみと割り切っております。

 あばたもえくぼ、国産車ではとうてい許せないような欠点でもなぜか外車では許せてしまうのが不思議と言えば不思議です。
 もちろんスピードリミッターなど存在しないエンジン(どこまでやるかは個人の責任です)、日本車には無い強烈な個性など、外車の魅力は尽きません。

■ もちろん実用面でも不満はありません。(3人以上乗りたいというのであれば話は別ですが)強力すぎるヒーターのおかげで冬の寒さもなんのその。エアコンの効きも申し分なく、街中でもリッター8キロ以上という燃費にも満足。トランクルームの大きさも必要にして充分と言えるでしょう。
 デートカーもとい、スポーツカーとしての資質も兼ね備えたこの車が240万円で買えたと言うのはとても素晴しいことだと思います。

■ この車を手に入れてからまもなく3年を迎えようとした時、ディーラーから乗り換えの話を持ちかけられました。(私はあの悪名高き(笑)スマートローンで購入)たまたまその時ディーラーに同じ色のVVCモデルの新古車があると聞き、下取り値引き共に好条件でしたので迷わず乗り換えを決めました。(同じ色にしたのは両親がうるさいため。おかげで未だに乗り換えたことはバレていない)(笑)
 前のノーマルモデルを買った時はVVCモデルなど無用の長物と勝手に決め込んでおりましたが、これがいざ乗ってみると大違い。ファイナルが若干低めに設定されたおかげで街中・郊外を問わず非常に乗りやすくなっていることに感激しました。心配した燃費も全く問題無く、ノーマルモデルよりも好燃費を記録することもしばしばです。
また標準装備されているABSのおかげでオカマを掘る心配も激減!!思いきりブレーキを踏めることもストレス低減に効果「大」です。
■ もしこれから中古の“F”をお求めになる方がおられましたら、絶対にVVCモデルのほうをお薦めします。(ノーマルでも是非ABS付きを!)
 しかし私のこの車、前のやつよりも1年半新しいはずなのですが、なぜかボデーのチリはもっとひどいという不思議なやつです。(笑)
 それと長期間保管状態にあったせいか、左側のハイドラガスが抜けてしまうというトラブルにも見舞われました。このハイドラガスユニット、冬になると勝手に車高
を下げてしまうという「珍」メカニズムなのですが、普段走っていないとシールが劣化してしまうという欠点も持ち合わせているようです。
(その節はお世話になりました、Sさま)それ以外は大したトラブルも無く、目下のところ快適なカーライフを送っています。
■ “F”の最大の弱点といえば「いつも警察の目を気にしなくてはならない」というところでしょうか。(笑)
 私の「病気」も当分の間は治りそうにありません。
たとえディーラーが消滅しても(笑)末永くこの車を愛し続けたいと思います。
では、みなさんごきげんよう。(^^;

<あるMGF Ownerに執筆頂きました>