MG Z-cars & MG "NEW" TF - overview
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MG Rover Nipponが設立され、
2003年より、待望の輸入再開となった。2004年に向け、直営店、フランチャイズの増加が期待される。

(TVRの正規代理店である、オートトレーディングルフトジャパン(ATLJ)の出資子会社、ちなみにロータスのインポーターもATLJ出資)

 2001年1月に、若干MGファンを失望させる点も抱えつつ、新生MG Saloonの3車種(ZT,ZS,ZR)が発表された。以前より、コードネームX-10,X-20,X-30と呼ばれていた、Roverブランドの75,45,25をベースとし、風洞実験を行った外観のMGアイデンティ化、サスペンション廻りの見直し、インテリアの化粧直しなど、コストのかからない部分の変更程度で開発が進んでいた車の公式リリースであった。


 Abingdon工場の閉鎖とMG生産が1980年に終了以来、Roverの1ブランドまでに成り下がりながら生きながらえて来たMGは、1980年の不遇のBL/Roverサルーンのバッチ・エンニニアリングモデル時代以後,死に絶えたかに思えた。
 しかし1990年から開発が始まった、MG RV8の登場で一応の復活を遂げる。コードネーム Adderのその車の開発模様が日本の全国紙上を飾ることにもなった。1993年3月、量産車の製造がほぼ手作りで開始され同年10月には日本マーケットに対してもアナウンスメントが成された。

 MG "RV8"は、驚異的ローコストで開発された、ある意味急場しのぎのお茶濁しと言われても仕方がない車であり、一部の熱狂的MGエンスージアストからは多大な支持を受けた物の、一般ユーザーからはあまり支持を得られなかった。これは、Roverも予想していたことであり、RV8の製造を続ける一方で、新しい"MG"である、MGFの開発が進められていた。

 残念ながら、当時のRoverには、全く新しいFRスポーツカーを作る開発力と資本力はなく、彼らに可能な選択肢は、量販車のFWDコンポーネンツを使ってFWDのMGを開発するか、過去に幾つかのメーカーが選んだ、Mid-shipレイアウトを選ぶという選択肢である。パワートレインを単純にリア側へ持っていくだけではあるが、スポーツカーとするためにはそれなりの力量が必要とされる。

 幾つかの試作モデルの末、Midレイアウトのキュートなオープン2シーター、MGFが1995年にリリースされる。RV8の時に手直しされた、MG Octagonを引っ提げて、日本マーケットに上陸を果たし、当初はその時代の雰囲気にも助けられ、大人気を博し、一部の熱狂的MGエンスージアスト以外からも好意的に迎えられた。


 一方、MGブランドを抱えるその親会社は、創業者ウイリアム・モーリス(ナッフィールド卿)のモーリス・モータース、英国自動車産業の黄金時代のBMC、BLMC、BLと変遷し、BL時代は英国政府直轄の国営企業となっていた。
 民営化され、本田と技術提携のRoverグループ時代を経て、
1990年、電撃的にBMWがRover本体を英国BAeより買収。
 これは経営的には大失敗に終わり、BMWの経営陣の辞任という事態も招いたが、東欧以下の品質とまで言われたRover車の品質向上に多大な貢献を行った。
 そして、世界的に見てもギャグと思われている(笑)、旧Rover役員を中核とするフェニックスグループへの「10ポンド」での売却が、2000年に行われた。(このときに、旧BMC時代からの遺産である幾つかの貴重なブランドが失われたのは、非常に残念な限り)


 現在、英国のレイバー政権の労働問題への政策が成功していることもあり、かって労働争議に翻弄された時代は終わりを告げ、以前とは別物の品質と、相変わらずの乏しい資本力、開発力ながらも、ル・マンを始めとするモータスポーツへの積極的な参戦を行い、新車を発表、一時は壊滅寸前だった海外ディラー網の再整備まで行うに至った。抱える債権も、少ないとは言えないながらも着実に減りつつあり、優良企業への変身を遂げる日も近いようだ。


 さて、MGの持つ現モデルだが、一応は別ブランドである、MG Xpower SVをフラグシップに、2シーターオープンのMG TFと、サルーン系3車種の構成となっている。サルーンはRoverの各シリーズをベースとしながらも、十分スポーツサルーンとしての味付けがなされており、オウナーを失望させることは無いだろう。

 なお、あくまで噂の域を出ないが、手直しされた既存FWDシャシを、コンテンポラリーなエクステリアデザインで包んだ、2シーターオープンスポーツ(長い・・) New MG Midgetがスクープされている。(詳細は別記)

 以下のうち、2003年時点で日本輸入とされているのが、MG TF/ZT/ZT-Tの3車種。


未定/ 

MG "Xpower" SV
 噂のX-80が変貌を遂げた、スーパースポーツ。MG K3 Magnetteの再来を売りにしており、サーキットユースを念頭に置いたたデザインとなっている。値段もスーパースポーツ(笑) 本国では2003年11月に、正式リリースされた。(日本上陸未定)


日本上陸済/ 

MG TF(New)
 名車MGFのビッグマイナーチェンジ版。大きな違いはフロントマスクの新生MGアイデンティ化と、伝統の流体サスペンション「ハイドラガス」から、普通のコイルサスになったことぐらいだが、MGF時代にかなり熟成されて来た車なので、開発費をかけなかった割には完成度の高い車となっている。欧米でも好調なよう。
 前モデルMGFでの、壊れやすい、雨漏りしやすい、つまらない所が壊れたり、長期に渡って部品待ちなど、マイナスイメージを払拭できるか、インポーターの良識に期待したい。


未定/ 

MG ZR
 Roverの上質な小型車、Rover25(旧200)ベースのコンパクトハッチ。200時代の壊れやすいというイメージは払拭され、JWRCでの活躍などスポーツイメージも高まっている。(日本上陸未定)


未定/ 

MG ZS
 本田時代の遺産、Rover45(旧400)ベースのコンパクトサルーン。45/400は比較的壊れにくいとの定評だったが、さすがに設計年度が古い。モデルチェンジも噂される。
Xpowerブランドで、BTCC(TOCA)にフル参戦、ワークス体制で、そこそこの実績を上げている。(日本上陸未定)


日本上陸済/ 

MG ZT / ZT-T
 BMW傘下時代の遺産、高品質サルーンRover 75がベース。75-Tベースのツアラーもあり。本国でも高価格帯に入り、個人オウナーよりもカンパニーカーに多いようだ。ツアラーのTシリーズは、警察車両やレスキューにも採用されており、高速性能には光るものがあるらしい。
 BMW傘下時代は、Rover75を欧州マーケット、このZTの原型X-10を、MGではなくウーズレーとして北米マーケットで販売する計画であったとも聞く。なお、ウーズレーはトライアンフとミニと共にBMWが商標権を所有しているようだ。


追って加筆修正予定 July.2003
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